足育

足育

こんにちは、歯科医師の村木です。だいぶ前ですが足育や子供の成長についてのセミナーを受講しました。最近そのセミナーの講師の先生の本を読んでいます。歯科と足は関係無さそうですが体は全体的に関連しています。足や足指に異常がみられると、不安定を補う為に重心をかかと寄りにして膝を曲げ、猫背になり頭の位置が前方にずれます。そのため気道も狭くなり、無理な姿勢で過緊張状態が続きます。過緊張をやわらげるために、はぎしりや食いしばりになり歯にひびがはいったりします。また歯がない等で入れ歯を装着していないと咬み合わせのバランスが崩れて、食べ物を咀嚼できずに脳への血流量が低下すると考えられています。

足のトラブルは靴からはじまります。足に合わない小さい靴を履いていると、足指の関節がまっすぐ伸びない、幅が窮屈で指が動かせない、足裏の筋肉が衰えてしまいます。外反母趾、偏平足になりやすく、膝痛や腰痛の原因になることもあります。反対に大きめの靴をはいていると靴の中で足がすべりやすくなり無意識に足指にギュッと力が入り緊張状態であるくために不自然な歩き方になり、姿勢の歪みにつながります。

外反母趾、ハンマートゥ、歩行時の足の裏の痛み、タコ、ウオノメがある、足首の捻挫しやすい、偏平足、背中がだるい、首肩がこる、腰痛、猫背、姿勢が悪い、靴の減り方が左右で違う、等がみられる場合は矯正靴を履くのが良いです。お勧めの矯正靴はニューバランスや、ウォーキングシューズではムーンスター社のワールドマーチ21Cです。また子供の頃からの靴選びも将来の足の為にとても重要です。かかとは靴の命なのでしっかりしていて、ややハイカットが良いです。マジックテープは2本以上でしっかりと固定します。固定が1本で柔らかい靴は履かせやすいですが健康な足を育てるためには良くないです。靴のお下がりは禁忌です、前の人の歩き癖が靴についています。

 

歯科治療を行う時は、椅子に座り前かがみになったり左に体を曲げて治療をする事があるので不自然な姿勢になる事があります。腰が痛くなる時があるので靴を矯正靴に変えましたが、負担が少なくなりました。長い時間履く靴なので体への影響は大きいです。

皆さんも足の問題や体の不調がある時は矯正靴など自分にあう靴に変えてみるのも良いと思います。

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